授業の導入(算数)
今日は、算数の話。
勤務校では、先日 家庭訪問が終わりました。
社会、理科、外国語、体育、図画工作、道徳、総合・・・
どの学習も もちろん大切です。
ただ、やっぱり 国語(特に漢字)と算数 の学習の理解を気にする保護者・子どもが多いですよね。
私たち教師も、正直 この2つの教科は大きく感じてしまいます。(何たって時数が圧倒的に違う!)
特に、算数 は積み重ねの面も大きい教科です。
何度か6年生を持った中で
「算数、きらいやねん」
「小数点とかついてきたらもうどうでもええわ」
・・・なんて言葉も聞いてきました。完全苦手意識がついてしまっている児童もちらほら。
そこでよく使う手が、
問題に児童の名前や好きなものをいれる作戦
たとえば、6年生速さの単元で
「時速60kmで走る自動車が5時間で走る道のりは何kmでしょう。」
という問題があったとして、
私「時速60kmで走れそうな人いますか?」
と聞くと、ノリのいい子が手をあげたりするので当てます。
私「じゃあ、時速60kmで走る、たかしさんが5時間で~~~」
とするだけで、意外と子どもたちってくいつく!!
「え!たかし、速すぎへんか!!」
「制限速度ギリギリやん!」
なんて声が生まれたり、
算数に苦手意識のある子も、
「しゃあない、たかしやし、走った道のり 求めるかぁ~!(笑)」
なんて、気づけばやる気が出てきたり・・・。
「速すぎへんか」と言っている子どもたちは、見通しもばっちりですね。
また、手を挙げるタイプでもなく 少し学習に入りにくい児童には
私「なぁ、〇〇さん。好きな有名人言うてみ」
〇〇「ええ!!何、急に!わからん」
私「Youtuberとかでもええで。詳しくないけどな」
〇〇「え~、ほな フィッシャーズの ンダホ !」
私「ンダホが時速60kmで~~~」
〇〇「なんだ、それ~~(笑)」
または、
私「なぁ、〇〇さん。好きな有名人言うてみ」
〇〇「ええ!!何、急に!・・・・・・・・・・・(黙る)」
私「えっ!何て? アキラ100パーセント!? 書くの長いよ~~~」
〇〇「そんなん言うてないやん!(笑)」
私「アキラが時速60kmで~~~」
〇〇「言うてないし~~(笑)」
以下略
といった具合です。
くだらないものですが、簡単にできて少し効果もある気がしています。
私は、
よく児童がぼ~っとする月曜日や午後の算数に使っていますw
授業の導入で、子どもたちがグッと引き込まれ、気づけばがんばっている。
そんな時間をつくっていきたいです。
もちろん、かけ算が難しい児童には 他でも対処が必要です