オランウータンみたいな小学校教師の日常

小学校教師をしている30代男です。オランウータンみたいな体です。仕事のこと、家族のこと、自分が考えていることを少しずつかいていきます。

授業の導入(算数)

今日は、算数の話。

 

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勤務校では、先日 家庭訪問が終わりました。

 

社会、理科、外国語、体育、図画工作、道徳、総合・・・

どの学習も もちろん大切です。

 

 

 

 

ただ、やっぱり 国語(特に漢字)と算数 の学習の理解を気にする保護者・子どもが多いですよね。

私たち教師も、正直 この2つの教科は大きく感じてしまいます。(何たって時数が圧倒的に違う!)

 

 

 

特に、算数 は積み重ねの面も大きい教科です。

 

 

 

 

何度か6年生を持った中で

 

「算数、きらいやねん」

「小数点とかついてきたらもうどうでもええわ」

 

・・・なんて言葉も聞いてきました。完全苦手意識がついてしまっている児童もちらほら。

 

 

 

 

 

そこでよく使う手が、

 

 

 

問題に児童の名前や好きなものをいれる作戦

 

 

 

 

たとえば、6年生速さの単元で

 

 

 

「時速60kmで走る自動車が5時間で走る道のりは何kmでしょう。」

 

 

 

 

という問題があったとして、

 

 

 

 

「時速60kmで走れそうな人いますか?」

 

  と聞くと、ノリのいい子が手をあげたりするので当てます。

 

「じゃあ、時速60kmで走る、たかしさんが5時間で~~~」

 

 

 とするだけで、意外と子どもたちってくいつく!!

 

 

 

「え!たかし、速すぎへんか!!」

「制限速度ギリギリやん!」

 

なんて声が生まれたり、

 

 

算数に苦手意識のある子も、

「しゃあない、たかしやし、走った道のり 求めるかぁ~!(笑)」

 

なんて、気づけばやる気が出てきたり・・・。

 

「速すぎへんか」と言っている子どもたちは、見通しもばっちりですね。

 

 

 

 

 

 

 

また、手を挙げるタイプでもなく 少し学習に入りにくい児童には

 

「なぁ、〇〇さん。好きな有名人言うてみ」

 

〇〇「ええ!!何、急に!わからん」

 

「Youtuberとかでもええで。詳しくないけどな」

 

〇〇「え~、ほな フィッシャーズの ンダホ !」

 

「ンダホが時速60kmで~~~」

 

〇〇「なんだ、それ~~(笑)」

 

 

または、

 

 

「なぁ、〇〇さん。好きな有名人言うてみ」

 

〇〇「ええ!!何、急に!・・・・・・・・・・・(黙る)」

 

「えっ!何て? アキラ100パーセント!? 書くの長いよ~~~」

 

〇〇「そんなん言うてないやん!(笑)」

 

「アキラが時速60kmで~~~」

 

〇〇「言うてないし~~(笑)」

 

以下略

 

 

 

 

 

といった具合です。

 

くだらないものですが、簡単にできて少し効果もある気がしています。

 

 

 

私は、

よく児童がぼ~っとする月曜日や午後の算数に使っていますw

 

 

 

 

 

 

授業の導入で、子どもたちがグッと引き込まれ、気づけばがんばっている。

 

そんな時間をつくっていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、かけ算が難しい児童には 他でも対処が必要です